限定品やコラボアイテムに弱い、という自覚があります。我が家は夫婦そろってそうです。日夜かぎられた商品のパトロールを繰り返し、抽選に応募し、一喜一憂しています。
この記事では、コム デ ギャルソンとバーバリーのコラボレーショントレンチコートを実際に試着しに行った話を書きます。結論から言うと購入には至らなかったのですが、店員さんから聞いた「このタグはもう二度と手に入らない」という話が忘れられず、記録として残しておきたくなりました。
なぜ「限定」と「コラボ」に惹かれてしまうのか
限定品やコラボの何がいいのか、という話に我が家ではよくなります。考えてみると、商品そのものの良し悪し以上に、インラインと比べて「今しかない」という特別な高揚感を求めているように思います。
一種のギャンブルに近い感覚なのかもしれません。買えるかどうか分からない、次に同じものが出る保証もない。その不確実性ごと楽しんでいる面があります。
東京近郊に住んでいることもあり、こうした限定品には近づきやすい環境にあります。せっかくなので、そのあたりのレポートもできればと思っています。
意外にも初だった、コム デ ギャルソン×バーバリー
先日、コム デ ギャルソンとバーバリーのコラボレーションが発表されました。
コム デ ギャルソンのカスタム「バーバリー トレンチコート」タータンチェックの切替など、青山店限定で
どちらも長い歴史を持つブランドなので、これまでに何度か組んでいるものだと思い込んでいたのですが、意外にもコラボは今回が初とのことでした。青山店限定で店頭に並ぶということだったので、実物を観に突撃してきました。
しばらく来ないうちに、外装が変わっていた
お店に着いて最初に気づいたのは、外装が変わっていたことでした。しばらくお伺いしていなかったので何事かと思ったのですが、現在は期間限定で写真家のインスタレーションが行われているとのことでした。

店内に入って商品を見つけ、物色していると店員さんに声をかけていただきました。このとき、展示が不安定なのであまり手を触れないでほしい、という注意を受けてしまいました。失礼しました。
サイズ44と46、両方試着して分かったこと
165センチの私くらいだとサイズ46がよいのではないか、というのが店員さんの見立てでした。サイズ展開はユニセックスだそうで、幅広く用意されている様子です。
試着してみると、着丈は脛あたりまで届き、一般的なトレンチコートの長さという感じでした。アームホールは広すぎず、タイト過ぎず。肩回りも変に落ちることがなく、ジャストサイズです。
念のため、サイズ44も試着させていただきました。着丈は少し短くなりますが、大きな違いは見られません。シルエットとして大きく変わったのは腰回りでした。少しタイトになり、気持ちレディースライクなシルエットになります。
- サイズ44:気持ちタイト目。腰回りが絞られ、レディースライクな印象
- サイズ46:ジャストサイズ。165センチならこちらが無難
リバーシブルの裏側で、コム デ ギャルソンが本領を発揮する
今回のコラボは計2型という展開でした。形はケンジントンという、バーバリーの伝統的なトレンチコートの形です。
面白いのはリバーシブルになっている点です。表面は通常のコートで、右袖に「COMME des GARÇONS」のプリントが入っています。しかし裏返すと、コム デ ギャルソンの本領発揮です。大きなメッセージが目に飛び込んできます。
そして2型の違いは、裏側の下部の生地にファーが付いているか否かという点でした。私は裏側のデザイン自体が2種類あって、それぞれ1型として作られているものだと勘違いしていました。

二度と手に入らない、2つの要素が入ったタグ
店員さんから教えていただいたポイントは、バーバリーのタグでした。これが今回いちばん印象に残った話です。
ひとつめは、フォントです。今シーズンからバーバリーのクリエイティブディレクターがダニエル・リーに代わったことにより、ロゴのフォントが変わっています。新生バーバリーは楽しみではあるのですが、それはひとまず置いておいて、今回のパッチは旧フォントのものでした。
ふたつめは、ワラントです。バーバリーは王室御用達ということで、エリザベス女王のワラントが記載されています。しかし先日お亡くなりになったことで、そのワラントが乗ったパッチも今回が最後になるとのことでした。
もう手に入らない2つの要素が、1枚のタグに同居している。そう聞いてしまうと、途端に魅力的に見えてきます。
50万円超。「1粒で2度おいしい」作戦は撃沈した
このようなストーリーを聴くと買いたくなるのですが、お値段は50万円超でした。
リバーシブルなのだから1粒で2度おいしい、つまり実質1面25万円である、という理屈で妻を説得してみようとしたのですが、あえなく撃沈しました。
心持ちとしては50万円でも行きたかったので、独身時代であれば買っていたことでしょう。結局手元には残らなかったわけですが、タグの話を聞いた時間そのものが面白く、お店に足を運んだ甲斐はあったと思っています。
限定品やコラボに惹かれる理由は、やはり商品そのものだけではないのだと、このとき改めて感じました。


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