前回の記事に続き、秋の丹青会での購入品について書いていきます。今回はLOEWE(ロエベ)で購入した「ライオンタグチャーム」についてです。
■180周年を記念した「180 Capsule Collection」
LOEWEは2026年に創業180周年を迎え、それを記念した「180 Capsule Collection」が発表されました。1846年にマドリードの小さな革工房として始まったメゾンで、現存するラグジュアリーブランドとしては世界で2番目に古い歴史を持つとされています。
このコレクションで目を引くのがライオンのモチーフです。これは「LOEWE」の発音が、ドイツ語で”ライオン”を意味する”Löwe”に似ていることに由来しているそうです。カプセルコレクションはバッグから小物、ウェアまで展開され、ビーズ刺繍やレザーチャーム、さらにAmazona 180ではバッグの内側にライオンが描かれ、ハンドルにライオンの耳が付くという遊びのあるデザインになっています。今回購入したのは、その中の「ライオンタグチャーム」(78,100円)でした。
■新体制のLOEWEが迎えた、180周年という節目
この180周年が、LOEWEにとって体制の変わり目と重なっているのも興味深いところです。10年以上にわたってLOEWEを率いたジョナサン・アンダーソンはDiorへ移り、後任としてジャック・マッカラーとラザロ・ヘルナンデスが新たなクリエイティブディレクターに就任。2026年春夏がそのデビューコレクションでした。180 Capsule Collectionの中心にある「Amazona 180」も、1975年に登場した名作Amazonaを新体制が再解釈したモデルです。
このブログではデザイナー交代劇について何度か書いてきましたが、今回はまさにその只中にあるブランドの記念アイテムを手に取ったことになります。アンダーソンが率いるLOEWEが好きだったという思いもありつつも、ブランドの根底に流れるクラフトマンシップを大切にする姿勢が継続的にこのブランドの商品を購入する理由になっていると思います。その意味では、ディレクターが変わり、デザインの方向性は変わりつつも、商品自体の魅力を失っていないと私は考えています。そういった観点からも、今回の180周年の節目の商品を手に取れたのは、思い入れもひとしおというものです。
■以前すすめられ、丹青会での再入荷で購入を決めた
好きなブランドであるロエベの180周年ということもあり、何か記念になるものが欲しいと思っていました。実は以前、店頭で一度おすすめしていただいたことがあったのですが、その時はタイミングが合わず購入できずにいました。
今回、丹青会のタイミングで再入荷があったとのことで、迷わず購入することにしました。記念コレクションは数量が限られることも多いので、「その時に買えなかったものが、もう一度目の前に現れた」という状況そのものが、購入の決め手になった部分もありました。丹青会という場が、そうした再会を用意してくれたという意味でも、印象に残る買い物になりました。
正直に書いておくと、180 Capsule Collectionにはほかにも良いデザインのバッグがいくつもありました。ただ、記念コレクションということもあって価格帯はかなり高く、そちらにはなかなか手が出せませんでした。その中で、チャームであれば記念として手元に置きやすく、使う機会も作りやすいと考えたのも、このアイテムを選んだ理由のひとつです。
■実物の印象と、どの鞄に着けるか
実物を手に取ってみての印象ですが、正直なところ「思っていたのと違った」という点は特にありませんでした。以前すすめていただいた時に実物を見ていたこともあり、素材感やサイズ感も想像していた通りで、良い意味で期待どおりのものが手元に来た、という感覚です。
一方で、まだ決めかねているのが「どの鞄に着けるか」です。今のところ、ブラウンのパズルバッグに合わせようかと考えていますが、まだこのブログで紹介していない鞄に着けたい気持ちもあり、少し迷っています。チャームは一度着けたら固定というものでもないので、しばらくは組み合わせを試しながら考えていくつもりです。
■Fawnie Charmとの使い分け
ロエベのチャームは、以前Fawnie Charm in Shearlingも購入しています。まだ細かく比較できているわけではないのですが、方向性はかなり違うように感じています。
Fawnie Charmはパズルバッグから着想を得たデザインということもあり、やはりパズルバッグとの親和性が高いと感じます。一方で今回のライオンタグチャームは、180周年の記念モデルではあるものの、デザインとしてはむしろ素直で、どんな鞄にも着けやすいように思います。記念アイテムというと特別な場面用になりがちですが、これは日常的に使い回せそうだというのが、今のところの印象です。
まとめ・次回予告
まだあまり使えていませんが、これからいくつかの鞄に着けられるようにしたいと思っています。180周年という節目に、しかも一度は買えなかったものを丹青会で手に入れられたという点で、自分にとっては記録に残しておきたい買い物になりました。次回は、同じく丹青会で受け取ったThe Rowのアウターについて書きたいと思います。

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