【サッカー】サポーターの存在意義とは?

サッカー

今週は名古屋グランパスの試合がないので、名古屋グランパスの話題はなしです。
しかし、J2の上位、下位対決や天皇杯は白熱の試合が繰り広げられていますね。
特にJ2は自動昇格や降格はまだまだ分からない展開です。

さて、今日の本題ですが、今年は、とかくサポーターにまつわる話題が多かったように思います。
名古屋関連ですと、天皇杯の試合後に対戦相手のチームのサポーターが起こした行動により、様々な処分は下されています。
個人的には、あの結果は非常に残念だと感じていますし、二度とこのようなことが起きなければと思います。
今回の一件で、スタジアムの開催要件を見直すという話もあるようですが、そもそも、勝敗の結果に関わらず、グランドレベルに入ることは許されないのが前提だと考えています。
見る側のモラルが問われるわけですが、このような話になった際に、サポーターとはそもそもどのような存在なのかということが問題になります。
タイムリーな話でDAZNさんの解説陣がこのことを取り上げてくれています。

私がサポーターの存在とは何なのかと考えるきっかけとなったのは2016年の名古屋がJ2へ降格した時でした。
当時一人で関東の試合を観に行っていましたが、行く試合行く試合負けて、何を見に行っているかわからなくなっていました。
チームが厳しい状況に追い込まれると、試合後に選手たちへサポーターから厳しい言葉が投げかけられます。
私も同じような気持ちはあったわけですが、そんなことを選手へ投げかけたところでチームの状態が劇的に良くなることはありません。
結局降格が決まるわけですが、決まった後のクラブのFacebookの投稿に対して、暴言が並んでいたのは今でも忘れません。

このような経験からサポーターはどのような存在なんだろかと思うに至りました。
なんの権利があってこんなことを言っていいのだろうかともやもやした気持ちになりました。
未だに明確な答えは得られていないのですが、私の中で2つの大事なポイントがあります。
【勝者は1チームのみ】
【幸せのおすそ分けをもらっている】

Jリーグ自体の優勝チームは1チームなわけですし、天皇杯、ルヴァンカップを含めても多くて3チームしか勝者は生まれないわけです。
ということはほかの圧倒的多数のチームは負けるわけです。
勝つと負けるチームのことは忘れてしまいますが、負けた方はそうはいきません。
でも、負けることの方が多いのだということを理解して臨むべきだと思います。
人間は強欲なもので、一度体感したものを何度も味わいたくなります。
それがゆえに負けることが許されない世界が出来上がってしまうわけです。

勝利の味は蜜の味ですが、いつも味わえるわけではないわけです。
それがどうしても常にもらえるものだと錯覚しがちです。
その理解の上で、常にもらえるわけではなく、たまたま発生する幸せを分けてもらっているという意識が重要なのだと思います。
自分の頭の中では、理解しているつもりでも、それを自分の行動にまで落とし込めない人がいるから今回のような事象が発生するのだと思います。

また、クラブとサポーターは一定の距離間があるはずだと思っています。
例えば、コンビニとコンビニ利用客と変わらないのだと思います。
利用客はコンビニが気に入らないのであれば、使うコンビニを変えるべきです。
仮にコンビニのサービスが気に入らないからと言っていつも社長やエリアの責任者が対応してくれるわけではありません。
もちろんコンビニの株主であれば、サービス改善を株主総会で申し入れることができます。
実は野球だと親会社の阪急電鉄などの株主総会で、阪神タイガースの話題が挙がることがあります。
阪急阪神HD株主総会で関西の株主が吠えた!
サッカーのサポーターも一消費者であるにも関わらず、この論理が適用されないことはないはずです。

一方で、騒ぐとクラブスタッフや選手が対応することも散見され、サポーター側も申し入れができると思ってしまう環境があるということもあります。
サポーターも自身の立ち位置を理解すべきところがあると思いますが、チーム側も適切な手順を定めて、対処しないとクラブとサポーターの関係性を歪めてしまうということがあるのだと思います。

あまり結論づいたことはないのですが、サポーターも様々なバッググラウンドを持った人がいますので、その多様性を理解しながら、同じ方向を向いて進んでいければと願っております。
問題が起きるとルールを変えて対応せざるおえなくなり、つまらないものにならなければと思います。

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