これから観戦した試合に関しては、自分が思った範囲で感想をまとめたいと思います。
他のブログの方を見ると、戦術的な分析は、全然追いつかないので、あくまで浅く思った点を記載したいと思います。
※サムネに使っている写真は以前に豊田スタジアムでピッチサイド見学会に参加した時のもののため、今回の試合とは関係がありません。
【戦前の情報】
先週のルヴァンカップの激戦から、1週間。
サポーターとしては、何とか勝ち切ったイメージをリーグ戦へ引継ぎたいところです。
とはいえ、90分間ではホーム:1‐1、アウェイ1‐1ということで勝ち切れていないことは頭の片隅にあります。
その一方で、対戦相手の福岡さんには不思議と負けないイメージがありました。
それもそのはず、データを掘り返してみると驚きの勝率が発覚します。
名古屋20勝 5引き分け 福岡5勝
引用元:Soccer D.B.
https://soccer-db.net/compare/h2h.php?t1=1025&t2=1036
他のチームを調べたことがないですが、こんなに勝ち越している相手もいないのではないでしょうか?
直近J1で負けたのは2000年までさかのぼります(J2では2017年に敗戦)。
奇しくもルヴァンカップで両チーム勝ち抜いており、準決勝で再戦となるため、今シーズンもまだ2回対戦が残っています。
今日も勝って、いいイメージを継続させたいところです。
【前半】
・前半の前半
相手の右サイドの紺野選手を起点に、小気味よいパスでチャンスを作られますが、何とかしのぎます。
名古屋はサイドバックとセンターバックでうまく捕まえきれずに後ろ重心が強くなり、前に攻めだせません。
中盤でシャドーの森島選手が下りてきて、起点を作ろうとしますが、FWとの距離が遠く、パスがうまく通りません。
また、ユンカー選手や永井選手にパスが出ても、福岡さんの屈強な3バックはタイトにディフェンスをしてくるため、ボールが収まりません。
・前半の後半
右サイドの紺野選手の部分は、対応がよくなってきたため、チャンスの数が減ります。
その要因はボランチの稲垣選手や内田選手が下りてスペースを埋めているように見えます。
ただ、そうなると全体が後ろ重心になるため、推進力が落ちます。
引き込んで名古屋のカウンターの形とも見えますが、パスが少しずれてチャンスが作りだせません。
また、河面選手が持った時に紺野選手が猛然とプレスをかけるため、パスがうまくつけられません。
名古屋のいい形の攻めの時は和泉選手が前に出て、河面選手からのロングフィード。
もしくは、永井選手へのスペースのパスというのがありますが、出元も出先も潰されます。
【後半】
・後半の前半
攻め込む形が増えます。
これは、前半に押し込まれ気味だった両WBの立ち位置が前になり、かつボールが前向きで持てるようになったことが大きいと思います。
そこからボランチやFWに前向きにボールが出るようになり、攻撃に勢いが出ます。
得点のにおいが感じられたのもこの時間帯。
野上選手のWBでロングボールのターゲットになっているのも効果的に思います(これはどの対戦相手に対しても)。
・後半の後半
両チーム交代選手が入り、前への推進力が高まります。
名古屋は森下選手が和泉選手のポジションに入り、サイドを有効に使いますが、なかなか継続しませんでした。
これは単純にボールが出てこなかった場面が多かったからのように見えました。
福岡さんはウェリントン選手が入ってきたことで、ウェリントン選手に当てて、サイドに展開してセンタリング。
また、中でのワンツーのコンビネーションで攻める形が整理されているように見えました。
名古屋は前節の横浜FC戦でも終盤でセンタリングに弱い傾向にあり、センタリングの出し手に圧力がかからず、中で何とか跳ね返す展開が続きます。
ただ、前節のことやここ最近のチームの雰囲気もあり、いやな流れを感じていたところで、ウェリントン選手に決められてしまいました。
重ねてにはなりますが、前節の形に近く感じました。
中谷選手を責める意図はありませんが、センタリングに対して前で跳ね返す意図からか、一歩前に出たところをボールが伸びて、入れ替わる形になりました。
ここは、ランゲラック選手に後ろを預けたのかもしれません。
久保選手の攻めは鹿島戦では吉と出ましたが、今回は不安視されていた守備の部分で一歩詰めが足りませんでした。
このあとは、必死の猛攻を仕掛けますが、そのまま試合終了となりました。
【後記】
初めにも書きましたが、来月に再戦が待っています。
今年はスカウティングが当たっている印象があり、今日の敗戦からまた戦略を練り直してくれることと期待しています。
選手たちも対戦のイメージを持ちながらなので、再戦もイメージしやすいと思います。
それにしても相手ペナルティーエリア付近でのファールをもらって、フリーキックをもらう場面が多かったですが、それも得点につなげられませんでした。
攻め込んだうえで、ファールをもらっていることはポジティブな面だと思いますが、相手がフリーキックを警戒せずに割り切ってファールしてきている可能性もあります。
コーナーキック、フリーキックはここのところ課題にも見えるので、改善が望まれるかと思います。
次節はホームで札幌さんとの試合です。
相手も積極的な攻撃が特徴ですので、また今日とは違った名古屋の良さが出ると思っています。
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